奈良時代、聖武天皇からの命をうけて行基が創建した金剛寺。
平安時代初期には、弘法大師が密教錬行の聖域にし、平安時代末期には、後白河法皇の命を受けた阿観上人が再興します。
そして、南北朝の時代には南朝の拠点となり、一時期、南朝・北朝の両者が共に金剛寺で暮らすという出来事も起こったそうですよ。
金堂
五仏堂と後村上天皇お手植え桜
写真には撮れませんが、五仏堂は中も見ていただけますよ。そして、桜は春に見たいですね。
南朝行在所
南朝の天皇がいらっしゃったところです。
土日は中に入れるそうですが、平日に行ってしまったため見ることができませんでした。
本坊から庭園を撮りました
本坊にある霊明殿
中にいらっしゃる仏像もしっかりと見れますよ。
北朝御座所
本坊から渡り廊下を歩いていくと、奥に見える建物(北朝御座所)へ。
この北朝御座所で北朝の三上皇が幽閉されていたそうです。
幽閉と聞くと牢屋のようなイメージでしたが、広く立派な建物でした。ただやはり閉じ込められているので、時間は長く感じたのではないかなぁ、などと思いながら見学をしました。
南北朝時代の歴史を知りたい方は、天野山金剛寺、観心寺を行宮とした天皇を読んでみてくださいね。